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金融・保険コラム

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進化する保険商品とITシステム

2018/09/10

神村 賢洋神村 賢洋

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  • システム開発

保険の商品について整理すると、以下のように分類されます。
保険の第一分野:定期保険(死亡保険)や終身保険(一生涯の死亡保険)に医療や介護、ガン
        等の保障を付加する商品
保険の第二分野:自動車、火災保険、賠償保険などの商品
保険の第三分野:医療保険や介護保険、ガンなどの特定疾病保険などの商品

このうち生命保険会社が取り扱うのが、第一分野と第三分野の保険商品です。
かつては第一分野の定期付終身保険(主契約に複数の特約を付加する全部乗せ商品)が主流
でしたが、今や、第三分野の商品が主流になりつつあります。

近年、第三分野の保険商品はより洗練されて、顧客のライフスタイルに合わせ、定期的に
保障の見直しができる商品に進化しています。
進化の背景としては、
 ・ショッピングセンター内での、生命保険販売店増加
 ・生存リスクへの意識の高まり
 ・医療保険ニーズの高まり
などの近年の状況や消費者の意識の変化が挙げられます。
また、
・死亡保障市場の飽和、生存保障市場の成長(医療・介護・年金)
・高齢化、少子化、若年人口の減少、晩婚化、未婚化
・公的年金に対する不安と私的年金への期待
といった未来予測の観点からも変化しつつあります。

こうした時代背景を受けて、保険システムも変革を迎えています。
これまで、保険システムは、第一分野と第三分野という括りでは無く、主契約、特約と
言った括りで区別してきました。
しかし、保険商品の主流が「主契約に複数の特約を付加していく既存商品」から、「主
契約と特約といった仕組みを除いた新商品」へと変化していくことで、保険システムの
仕組みも変更を余儀なくされました。

そもそも、一般的な保険のシステムとしては、以下の2系統に分けられます。
1、営業支援システム、設計書システム、新契約システム
2、契約管理システム、営業管理システム
営業支援システム、設計書システム、新契約システムは、新しい商品が発売されるたびに、
その商品に応じた開発作業が発生する反面、既存商品との関連は少ないため、大規模改修
が発生した場合でも、既存商品との連携による影響は極僅かといえます。

一方で、契約管理システム(保全保険金、料金収納、数理統計)、営業管理システム(営業人
事、成績計上、業績管理)の開発作業は大規模となりがちです。
なぜなら、マスタのレイアウトが、既存商品のレイアウトと同じであることが前提で、新
商品を導入する際には既存商品と連携用の追加の設計・開発が必要なためです。
今後も、既存商品が現状のまま存続する限り、契約管理システムの入り口に当たる保全保
険金システムや料金収納システムには大規模な改修が発生することは容易に予想できます。

次回コラムでは、新商品発売に伴い発生するシステム改修のポイントシステムの特長について、保全
険金システムを例にとり、お話したいと思います。

著者プロフィール

神村 賢洋

神村 賢洋

金融事業本部 金融ソリューション第2部
金融システム第4グループ チーフコンサルタント

生命保険業務の仕事に関わって25年、数社の保険業務の開発・保守を経験してきました。その結果、システム開発だけでなく保険業務の業務知識を身につけました。いまでは特定の保険分野だけでなく、新契約システムから保全保険金システムの全般的な知識をもとに、保険業務のスペシャリストとして、お客様のIT部門を中心に開発業務に関っています。

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