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RPAの大義と推進力 1

2019/06/18

菊池 直幸菊池 直幸

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  • RPA導入

RPA(Robotic Process Automation)の言葉は近頃では珍しいものではなくなってきま
した。1年前は、「ロボット?何それ? 分かった、携帯電話ショップの店頭にある
アレでしょ?」というやり取りも珍しくありませんでしたが、認知度が高まった結果
このような会話は少なくなってきています。皆さんの会社でも導入が進んでおり、
「社内を見回せばどこかにRPA」という状況になっているのではないでしょうか。そう
でなくとも、「働き方改革」の御旗のもと「まずはやってみようか」という会社は多い
でしょう。

当社はUiPathというRPA製品(※)をお客様に販売していますが、お客様と一緒にUiPath
の評価を始めるとそのパフォーマンスの高さに驚かれることが本当に多いです。
「圧倒的な動作スピード」「様々なビジネスロジックの自動化を実現」「単純作業からの
解放」を目の当たりにしてそのポテンシャルに感動していただけるのは、UiPathに関わる
人間として本当に幸せな瞬間です。

ところが、評価を終えて社内展開を進めるフェーズになると進みが遅くなるというのはよ
くある話です。お客様からは「導入対象部署の反対・不要論が根強い」「社内ルールとの
調整に時間がかかる」「ROIを算出できない」「経営の理解が得られない」など、さまざ
まな理由を伺います。

これらの話を聞くうちに私はRPAを社内に展開するには「大義」と「推進力」の両輪が必
須であると考えるようになりました。この二つは現場でRPAを評価するだけでは生まれて
こないので、RPAを現場主導で進めてきたプロジェクトは全社に展開する段階で足踏みを
することになるのではないでしょうか。

「大義」という言葉は、「なぜRPAを導入するのか」に対する答えが社内のあらゆるレイ
ヤーで合意できていること、というニュアンスで選びました。

「推進力」という言葉は、そのままの意味でRPAを進めていくための社内的な力を表し
ています。

なぜRPAを導入するのか?の問いに対する答えは、その人のポジションやミッションによ
り異なります。「作業負荷軽減」「繰返し作業の削減」といった人の働き方を基準にした
回答、「残業代削減」「人員削減」といったコストに直結する回答、「人にしかできない
作業への要員シフト」「新たなスキル開発のための時間」といった能力開発目線の回答、
もしかしたら「働き方改革をやっていますポーズ」という回答もあるかもしれません。

ここで大事なのは「RPAが入ったウチの会社はこうなっている」という「未来図」をRPA
推進者が組織全体に示すことだと思っています。

RPAはとても魅力的なツールなのは間違いありませんが、所詮「手段」に過ぎません。そ
の手段を得た会社がどのように変わっていくのか、その結果自分の仕事がどのように変わ
るのか、という1枚の青写真を皆が見て理解する、ということが必要なのだろうなと思っ
ています。その青写真には、「違う仕事をする自分」「仕事は変わらずともやり方が変わ
っている自分」「給料が上がっている・下がっている自分」がいるかも知れません。会社
がRPAでこのように変わっていく、というのをそれぞれが見て理解することで誤解を減ら
し、同じ目的に向けて足並みを揃えることができるのではないかと私は思っています。

ここまでくるとRPAは単にExcelマクロのような便利ツールではなく、「企業活動全体を
支える社内の共通的なインフラ」としての側面が見えてきます。入口は現場の業務改善だ
ったとしても全社に展開していく段階では現場担当者レベルでできることを超えてきます。
流石に進みも遅くなるわけです。この状況を打破するには「力」が必要になってきます。
「青写真を描き切る力」「部署間の意思を調整する力」「社内ルールを決定する力」「経
営層の理解を取り付ける力」など。もちろん「お金を会社から引っ張ってくる力」も必要
です。社内にこのような力をどのように生み出すか、これもまた悩みどころです。

長くなりました。今回はここまで。

次回は、「推進力」の話をしたいと思います。

著者プロフィール

菊池 直幸

菊池 直幸

法人事業本部 プラットフォームSOL第2G

2017年からUiPath関連の業務に従事。担当領域はプリセールス、コンサルティング、環境構築、ワークロー作成、教育、ヘルプデスクと多岐に渡る。UiPath Communityにも時々出没しこっそりアドバイスを実施。休日は出っ張ったお腹を引っ込めるために自転車を漕いでいます。

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