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セキュリティビジネス創出への道 ―社会人学生のススメ―

2019/10/24

鈴木 優一鈴木 優一

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  • セキュリティ

現代社会と技術革新における社会課題

変化の激しい現代社会。技術革新の急速な進展によって、生活者や企業は様々な恩恵を受
け、暮らしが豊かになりました。 今後も政府の掲げるSociety 5.0※1の実現に向けた取り
組みをはじめ、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)※2を推進する動きは、
ますます活性化することでしょう。
一方で、最新テクノロジーの活用には、思わぬ部分にリスクや脅威が潜むことが珍しくあり
ません。現に日を増して高度化、多様化したサイバー攻撃による情報漏えい、不正アクセス
などの被害は後を絶たず、企業におけるセキュリティ事故は毎日のようにメディアで報道
されています。

あらゆる情報を利活用するデジタル時代だからこそ、企業や組織の信頼を守り、個人が安心
してサービスを利用できるよう、「情報セキュリティ」の重要性を再認識した上で、課題と
して取り組むべきだと考えます。

社会人学生です

前置きが長くなり、ご挨拶が遅れました。
2019年10月現在、社会人兼「学生」の鈴木です。

学生と言いますのも、私は今年の4月からある学校に入学し、大学院1年生としての日々を
送っています。

ある学校とは「情報セキュリティ大学院大学」※3です。

学校名の通り、あらゆる分野に関する情報セキュリティの知識を総合的に学び、情報セキュ
リティの問題解決を担う高度な専門技術者・研究者を育成する学校です。
この学校は、社会人が在校生の8割以上を占め、所属する業界・職種は官公庁・民間企業の
多岐にわたり、年齢や役職も幅広いことが特徴の一つです。学校生活では、自らが課題認識
するテーマや分野に関連する授業を選択して履修するとともに、研究活動を通して指導教員
の方々にご意見をいただき、同じ研究室メンバーとは議論を交えながら勉学に励みます。私
は後述する理由から「クラウドセキュリティ」をテーマに選定しました。
さまざまなバックグラウンドを持った方々と情報セキュリティという一つの切り口で交わす
意見や議論は、新鮮で良い刺激を受けられ、非常に魅力的な学校だと常々感じています。

学校生活を通して得られるもの

大きくは「技術」「能力」「人脈」この3つです。

「技術」 − セキュリティに関する高度な専門技術、知識が体系的に習得できる。

「能力」 − 研究活動を通して得られる方法論、思考(洞察力や考察力)、多角的な視点。

「人脈」 − 同窓生ネットワークの情報共有、学術コミュニティの一員になれること。

特に人脈に関しては、セキュリティ分野において日々更新される脆弱性や脅威の最新情報
に対し自社や個人だけでキャッチアップし続けることには限界があり、横のつながり(外部
交流)は何より重要となるため、通学を経て新たに形成されるネットワークそのものが
サイバー攻撃から身を守る手段になり得ます。
また、社会人同士ということで、ビジネス的な情報交換が行えることに関しても非常に貴重
な交流の機会といえます。

なぜ入学しようと思ったか?

きっかけは上司にこの学校を勧められたことに始まりますが、何より自分にとって現業と
異なる分野であるセキュリティ分野へ挑戦したいという思いが強くありました。
そう思った動機に、市場動向としてクラウドサービスの利用が活発になってきたことが背
景にあります。システムやインフラが所有から利用へシフトしていく中で、クラウドサー
ビス特有のセキュリティや非機能要件の定義は今までの設計と同じ考慮で良いのか、何を
もって安全であることを担保するべきか、といった課題認識を持つに至ったからです。
この課題について、今後ますます促進されるクラウドサービスの利用に対し、考慮すべき
セキュリティ要件やリスクが新たなビジネスを拡大していく上で一種の阻害要因にならない
よう適切な情報整備を行いたいと考え、これを自身の研究テーマとして入学しました。

まとめ

どんなセキュリティ対策も100%安全はありえません。
だからこそ、あらゆる知識に精通し、多角的な視点で考え、たとえ被害を受けても最小化
する努力と工夫が必要であり、学校はそれを総合的に学べる最高の環境だと思います。

今回は、主に学校の紹介を中心に入学動機などのお話をしました。次回は研究内容や情報
セキュリティに対して日々考えていることを紹介したいと思います。


  • ※1 Society 5.0 ... 日本が提唱する未来社会のコンセプト。サイバー空間(仮想空間)とフィジカル
    空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する新
    たな未来社会(Society)。 <https://www.gov-online.go.jp/cam/s5/>
  • ※2 DX(デジタルトランスフォーメーション)... 「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い
    方向に変化させる」という概念。2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン
    教授が提唱。
  • ※3 情報セキュリティ大学院大学 ... セキュリティの「技術」と「社会システム」を統合的に学び、
    深い専門知識と実務者能力の獲得を目指す情報セキュリティ専門の大学院大学。
    <https://www.iisec.ac.jp/>

著者プロフィール

鈴木 優一

鈴木 優一

技術開発部 技術開発グループ

インフラエンジニアとして、データセンターでシステムのインフラ構築・設計、運用保守業務を担当してきました。現在は、オープンイノベーションの先導役となるべく組成された技術開発部に所属しています。 ゆくゆくは、新サービス提供につなげることを目指し、「クラウドセキュリティ」をテーマとして研究活動に従事しています。

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