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CASE STUDY

経理・財務

日本製紙グループ
基幹システムの
長期安定稼働を実現!
SAP ERP運用保守サービス

日本製紙株式会社様

INTERVIEW

日本製紙様は、SAP ERP製品ユーザーであり、さくら情報システムが導入、グループ展開、運用保守業務を一貫して実施している。約20年間にわたりシステムが安定稼働し、グループ全体の内部統制強化と業務効率向上が図られている。日本製紙様は、さくら情報システムの高い技術力、業務の知見、丁寧なサポートに厚い信頼を寄せている。SAP2027年問題やデジタル化などの課題に対し、スピードと品質の両立が期待されている。

導入から現在までの運用状況

Q.SAP ERP製品導入から現在までの運用状況を教えてください。

導入してから約20年間にわたり、大きなトラブルもなく、ほぼ100%の稼働率を実現しています。
当社にとっての最優先事項は、システムの安定稼働です。SAP ERPは、グループ企業を含めた、財務会計領域やロジスティクス領域(販売、購買、在庫、生産など)の統合基盤であるため、事業継続において影響が甚大であり、トラブル無く稼働することが要求されます。
さくら情報システムには製品導入時から携わっていただき、現在は運用管理・保守を委託しています。運用保守に関しては、システム改修やカスタマイズ、バージョンアップ、夜間含めた稼働監視、エラー発生時の一次対応など幅広く依頼しています。
これまでの運用の成果としては、グループ全体の財務会計領域システム基盤の統一・標準化により、内部統制管理、業務効率化を図ることができました。新事業展開に伴う会社設立も発生しますが、財務会計領域は短期間でのシステム導入を実現しています。グループ会社へのロジスティクス領域展開も、他製品に比べて短期間・低コストで導入している点など、基盤統一・標準化の効果は大きいです。
SAP ERPを導入してから20年の間に、グループ事業再編や合併・統合などがありましたが、その都度、さくら情報システムに相談してシステム対応をお願いしてきました。大きな問題が発生せず運用できているのは、さくら情報システムのおかげです。

Q.さくら情報システムの対応はいかがですか?

長年にわたり、大変信頼のおける対応をいただいています。
第一に、丁寧な仕事ぶりを評価しています。例えば、保守案件1つにおいても、エビデンスなどの資料を揃え、報告してくれますので、次に同じ問題が起こった時に書類を遡ることで対応できます。また、当社の事業や業務の進め方を熟知しています。約20年前のSAP  ERP製品の導入からのお付き合いということもあり、長年の経験から培った知見を活かし、効率よく作業をしていただいています。着任したばかりの業務経験が浅い情報システム部員に対し、さくら情報システムの担当者が1から教えてくれたこともありました。さらに、我々が気づかない問題点を発見してくれることもあります。例えば、当社の要望に対して「この視点が抜けていませんか」とプラスアルファの提案をして対応してくれるのです。「痒いところに手が届く」というよりも、「痒いところを見つけてくれる」ありがたい存在です。この点も他のベンダーと比較して素晴らしいところだと感じます。

Q.SAP ERP製品についてどのように考えていますか?

SAP ERP製品について、いわゆる「SAP 2027年問題」が挙がっていますが、現状当社としては継続利用に向けて準備を進めているところです。
数年をかけて他社製品も比較検討しましたが、SAP ERP製品は当社の求める機能の網羅性・多業種で利用可能な柔軟性の面で優れており、良く工夫された仕組みであることを改めて理解しました。決して安価な製品ではありませんが、当社にとっては、継続利用が望ましいと判断しています。


※「SAP 2027年問題」とは、SAP社が提供する「SAP ERP 6.0」の保守期限が2027年末で終了するという問題のこと。

今後の展望

Q.今後の計画についてお聞かせください。

当面は、SAP ERPのいわゆる「2027年問題」の解決を目指しています。2027年以降もSAP ERP製品を安心して使い続けられるように、さくら情報システムに相談しながら進めています。継続利用に際し、クラウド環境の整備やサービスの利用も調査・検討しています。新しいデジタル技術・サービスの動向にも注視しながら、適切な選択だったと言える形で「2027年問題」を乗り越えたいです。
一方で、法改正に端を発するデジタル化の波は、ロジスティクス領域のみならず財務会計領域にも押し寄せ、システム対応を迫られている状況です。もはやSAP ERPに求められるのは安定稼働・継続利用にとどまらず、デジタル化に向け変化する業務運用へフィットさせることも要求されます。長年変わらなかった業務運用の見直しは、非常に労力を要する作業になりますが、更なる業務効率化を図るチャンスとも言えます。
情報システム部門としては、社内業務部門・グループ会社との協議を活発に行い、新しいSAP ERPの姿を模索する良い機会にしたいと考えています。
今後も、さくら情報システムが持っている長年のノウハウや知識を活かし、当社の課題解決に資するような新しい提案をいただけると嬉しいです。長年の付き合いですので、遠慮せず、積極的に提案してほしいですね。当社が望むことを察し、丁寧さや細かい気配りは今後とも続けていただきたいですが、時と場合に応じてスピード感も加われば、より強固なパートナーシップが構築できます。さくら情報システムは高い技術力を備えたプロフェッショナルであり、当社にとってかけがえのない存在です。両社の知識を共有しながら、万全の保守体制を共に築いていきたいです。

 

日本製紙様のご理解と協力体制のおかげで稼働率約100%を実現!

20年間もの長きにわたり、さくら情報システムを信頼して任せていただき光栄です。
丁寧な対応をご評価いただき、また、今後の期待についてもたくさんのお言葉をお寄せいただき感謝しています。稼働率約100%を実現できているのは日本製紙様のご理解と協力体制のおかげです。日本製紙様の穏やかな社風と新事業に挑戦をしていく改革者精神に触れることで、さくら情報システム担当者も良い刺激を受けています。今後も末永くサポートをご提供させていただくとともに、社会の最新動向を踏まえた最新技術の提供やソリューションのご提案など、日本製紙様のご期待に応えられるよう当社一丸となって取り組みます。

取材協力

日本製紙株式会社 様

紙事業を中心に、エネルギー・ケミカル・生活関連事業などの新規事業に積極的に取組む。「木とともに未来を拓く」をスローガンにサステナビリティ経営を推進し、総合バイオマス企業として国内外で事業展開を進めている。

  • 管理本部
    情報システム部
    主席調査役
    望月 秀敬 様
  • 管理本部
    情報システム部
    調査役
    三城 雅人 様
  • 管理本部
    情報システム部
    森下 雄斗 様
 

さくら情報システム 担当者

  • 会計ソリューション事業本部
    営業部
    営業グループ チーフマネージャー
    菊池 剛
  • 会計ソリューション事業本部
    SOLコンサルティング第2部
    第1グループ グループ長
    小梅 卓
  • 会計ソリューション事業本部
    SOLコンサルティング第2部
    第1グループ 3チームリーダー
    石田 修

※ 掲載内容、法人名、所属部署、肩書きなどは 取材当時のものです。

ソリューションについて
詳しく

比較検討や社内説明に役立つ
資料をご用意しております。

導入前のご質問・ご相談など、
お気軽にお問い合わせください。

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