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COLUMN

BizTechコラム

ITアーキテクト育成

「ITアーキテクト体験ひろば」活動紹介 その1

森 隆彦

2016.10.04

前回のコラム、『ITアーキテクトの育て方』でご紹介した、ITアーキテクトの知識と実践力を鍛えるための自社コミュニティ「ITアーキテクト体験ひろば」での活動内容を、今回から数回に分けて紹介します。

■第1回 キックオフ(自己紹介、ITアーキテクトとは?、懇親会)

キックオフで最も大切なポイントはコミュニティビルディングです。
ひとつのゴールに向かって突き進むプロジェクトとは違い、コミュニティでは仲間と助け合いながらより良い高みを目指して一緒に成長して行きます。その想いを共有する共同体になるために、キックオフでは次の内容を用意しました。
・自己紹介
 できるだけ時間を掛けて、個人的な話まで共有しました。
・コミュニティ説明
 プロジェクトとの違い、仲間と助け合い成長する考え方を共有しました。
・ITアーキテクト概要
 ITアーキテクトの役割について、他職種との連携を含めて解説しました。
・「ものづくり」体験
 マシュマロを使ったゲームから、ものづくりの醍醐味を体験しました。
・懇親会
 ゲームで高まった気持ちとお酒でコミュニティの形成が促進されました。

■第2回 企業ビジョンを知ろう(アイデア創出、ビジネスモデリング)

ITアーキテクトはお客さまのビジネス戦略を実現するために、IT技術を活用して、十分な品質を保ち、実現可能なアーキテクチャを設計しなければなりません。ここで大切なポイントは、目的である"お客さまのビジネス戦略"を理解できるスキルです。第2回では、お客さま視点でビジネスを考えることができるように、次の内容を用意しました。
・企業ビジョンを知ろう
 会社としての思いを、複数社の企業理念から学びました。
・ビジネスアイデア創出
 新しいアイデアを生み出す手法やツールについて学びました。
・ビジネスモデリング
 ビジネスモデルキャンバスを用いて、ビジネスモデルを描いてみました。

■第3回 ビジネスアイデアを伝える(エレベータピッチ、KPTによる振り返り)

どんなに良い考えを持っていても、それを他の人に伝えることができなければITアーキテクトの役割は果たせません。第3回では、相手に自身の考えを簡潔に説明するために、次の内容を用意しました。
・エレベータピッチとは?
 30秒でビジネスアイデアを伝える手法を学びました。
・エレベータピッチを体験しよう
 ゲーム形式で何度も練習することで、上達する過程を体験しました。
・KPTを利用して、今日の活動を振返ろう
 振り返りの手法KPTを学び、体験したエレベータピッチを振り返りました。

今回は第1回から第3回までの活動をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
「ITアーキテクトがそこまで知る必要は無いのでは?」と思われた方もいるでしょう。しかし、お客さまのビジネス戦略の実現を常に意識することで、ITアーキテクトに求められる高い視座を得ることができるのだと思います。

著者プロフィール

森 隆彦

法人事業本部 デジタルソリューション部 グループ長

お客さまのビジネスに貢献するITサービスの提供を、ITアーキテクトとして戦略的情報化企画から開発、運用まで、幅広くアシストします。エネルギー系企業や金融系企業などのシステム構築経験をバックボーンに、高可用性が求められるシステム開発における非機能要件定義やデータモデリング、パフォーマンスチューニングを得意としています。また、社内外のITアーキテクトコミュニティの運営にも携わり、ITアーキテクト職の啓発および後進の育成を推進しています。



※ 所属部署・役職は2021年3月以前のものです

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