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COLUMN

金融・保険コラム

生命保険業務

自分の保険を知りましょう

上野 孝

2017.09.19

前回は『生命保険を理解しましょう』というテーマで、保険商品約款について記述しましたが、今回は『自分の保険を知りましょう』というテーマで述べてみたいと思います。

皆さんはご自身が加入している保険の内容を把握されていますか?保険証券の記載内容をお読みになったことはありますか?保険会社の営業職員に勧められるままに契約していないでしょうか?

「ある日、保険会社から『更新のお知らせ』という封書が送られてきて、その内容を見ると、保険自体は変わらないのに保険料だけが倍近くになっていて驚いた。」という話しをよく耳にします。これは、多くの皆さんが加入されている定期保険付終身保険の定期保険部分の保険期間が更新時期を迎え、更新時の年齢で保険料を計算しているために保険料が高くなったものです。他に更新型の特約が付加されていれば同じく保険料が高くなっています。また、終身保険部分については、保険期間が終身なのでもちろん保障は一生涯となりますが、保険料の払込期間も一生涯となっているものもあります。これは、保険の加入時に保険料をできるだけ安く押さえるために保険料の払込期間を終身としているものです。それ自体は決して悪いことではありませんが、生きている限り保険料を払い続けるというのは正直きついものがあります。

自分が加入している保険の種類・保険期間・更新時期(満期)を正確に把握していれば、『更新のお知らせ』を受け取ってから驚くことはないでしょう。逆にこのタイミングで自身の保険を見直す機会にすることも可能だと思います。保険会社側も案内の送付時期を早め、極力早い段階で契約者に更新内容を説明し、より適した保険商品の提案を行うよう努力をしています。更新時に保険料の高さに驚き、あわてて保険を解約してしまうことはもったいないことだと私は思います。

 

今回のコラムで取り上げたのはほんの一例ではありますが、保険の契約においては気をつけるべきポイントがいくつかあります。皆さんも是非、ご自身の保険証券を今一度ご覧になって、自分にあった生命保険かどうかを確認してみてください。

著者プロフィール

上野 孝

金融事業本部 金融ソリューション第2部 グループ長

保険のシステム開発に関わって約20年、これまで延べ12社の開発、保守、社員支援を行ってまいりました。また、アプリケーションスペシャリストとして、システム開発だけでなく専門的な業界知識も蓄積してきました。現在も、その中で得てきたノウハウを活かし、お客様のIT部門を中心に支援推進中です。



※ 所属部署・役職は2021年3月以前のものです

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