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COLUMN

人事コラム

働き方改革

各社人事部門に訪問して

羽田 和光

2017.09.22

私は普段からいろいろな企業の人事担当の方と話しをさせていただいておりますが、その中で感じたことについて、今回は触れてみたいと思います。

まず、1年ほど前から少しずつ変わってきたと思うことがあります。
それは何かというと、各企業の受付で、採用面接を受けに来ている人をよく見かけるようになったということです。
就職活動中の学生から、転職活動中の現役サラリーマンまでさまざまです。

人事部門の方との打合せの中でも、以下のような話しを聞くようになりました。
・なかなか希望する人数が集まらなくなってきた
・これまでは必要な時だけ採用の募集をしていたが、これからはずっと中途採用を続けなくてはならない
・大型連休の時には、通常だと工場を停止して一斉に休暇としているが、今年は納期が間に合わないので、工場を停止せず従業員も出勤する予定になっている

このような話しを聞くと、私個人としての実感は薄いものの、景気は上向いていると言えるでしょう。そういえば、先日行われた人事系展示会イベントでも、採用関連のブースが多くなったと感じました。

今後、各企業としては、いかによい人材を集められるかということに視点がいきそうですが、従業員の退職といった「人材の流出防止」や、社内での「人材の有効活用」など、今いる従業員に対して対策を打っていくことも、忘れてはならない重要なポイントになってきます。

現在、働き方改革の一環として各企業では、従業員の労働時間を減らす努力をしているかと思います。しかし、その改革を進めるにあたって、人事部門は逆に労働時間が多くなってきてしまっているという話しも聞きます。しばらくの間、人事部門は忙しい日々が続くのではと感じています。

著者プロフィール

羽田 和光

サービス事業本部 サービス事業企画部 チーフコンサルタント

人事部経験者の立場から、お客様のお悩みの解決に向けて、お役に立てればと思います。
人事部在籍時には、採用、制度変更、分社化、評価システム構築、新人事システムの選定から導入運用までを経験しています。



※ 所属部署・役職は2021年3月以前のものです

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