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COLUMN

人事コラム

人事・給与システム

給与明細等の電子化(Web化)を行うにあたって (その1)

羽田 和光

2014.10.27

これまで、人事システムのクラウド利用についてお話しをさせていただきましたが、今回は給与明細や賞与明細などを紙から電子化(Web化)することについて、お話しさせていただきたいと思います。

 

まずは、給与明細を紙から電子化することのメリットです。

給与明細は毎月従業員に配付する必要があり、従業員の手に届くまでには、思った以上に手間やコストがかかっています。

具体的には、

・印刷作業、仕分け作業、発送作業、配付作業、用紙代、印刷代、発送代

などで、当然各作業には時間がかかっていますので、その作業時間分の費用も発生しています。

また、各地に拠点があるような企業の場合には、発送する時間を確保する為、給与計算を早めに終わらせる等の対応をしていると思います。

それから、従業員は給与明細を受取った後、それを家で保管していると思いますが、年数が増えていくと給与明細の枚数も増え、保管の場所や方法、また処分に頭を悩ますことになります。

 

その為、給与明細を電子化することでのメリットは以下の通りとなります。

【人事部】

 ・用紙代、印刷代、発送代が不要になる
  → コスト削減、エコに貢献
 ・印刷作業、仕分け作業、発送作業、現場での配付作業が不要になる
  → コスト削減、ミスの防止
 ・給与支給日までに給与明細が従業員に届く
  → リスク軽減
 ・発送中の紛失や、誤配付が無くなる
  → リスク軽減、ミスの防止

【従業員】
 ・いつでもどこでも、給与明細を参照できる(携帯電話やスマートフォン対応の場合)
 ・給与明細を保管する手間や場所が省ける

 

給与明細の電子化については、導入してすぐにコスト削減効果が見えますし、事務作業の軽減も実感できますので、コスト削減や効率化などの実績を出したいという時には有効だと思います。

次回は、お客様に給与明細の電子化をご紹介する際、よく聞かれることについてお話しさせていただく予定です。

著者プロフィール

羽田 和光

サービス事業本部 サービス事業企画部 チーフコンサルタント

人事部経験者の立場から、お客様のお悩みの解決に向けて、お役に立てればと思います。
人事部在籍時には、採用、制度変更、分社化、評価システム構築、新人事システムの選定から導入運用までを経験しています。



※ 所属部署・役職は2021年3月以前のものです

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