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BtoBtoEとは? データ利活用のための新しいビジネスモデル SIS BtoBtoE

白石 敬典 鈴木 優一 樋口 大志

2021.10.25

私(白石)が所属している技術開発部には、情報セキュリティ大学院大学に所属しているメンバーが私を含めて3名おります。
今回はこの3名で検討している「当社固有のアセットとセキュリティを掛け合わせたビジネスモデル」がテーマです。
ビジネスモデルの一つにBtoBtoE(Business to Business to Employee)があります。Business to Business to Employeeとは提供するサービス等は顧客企業に販売されますが、サービス等の最終的な利用者は顧客企業の従業員というビジネスモデルです。現時点(2021年)、当社が提供しているものとしては、人事・給与サービス(HRAサービス)がそのビジネスモデルにあたります。人事・給与サービスは、当社設立時から50年近くに亘ってサービスを提供しており、約1500社、50万人に利用されています。(2021年1月時点)
そして今後、新しいサービスを開発すべく、仮説設定から検討を始めましたのでその内容をほんの少しだけ公開します。

【仮説】アセットの相乗効果による社会課題解決アプローチ

我々は仮説を立てるにあたって、まず、前述のBtoBtoEモデルで「取り扱うデータ」に着目しました。このデータは、当社の例に当てはめると、当社が運用するデータセンターやクラウドサーバーにてお預かりしているお客様企業の個人情報などを含む「重要データ」が該当します。当社はSIerとして、これらをシステム上で安全に取り扱ってきた長年の実績と自負があります。これは、お客様が「さくら情報システムになら預けて安心」と感じ、当社を「信頼」いただいているから成立していると考えています。今回はこれら「重要データの保管」と「信頼」を当社のアセットと定義します。
そして「重要データの保管」と「信頼」といった我々の強みを掛け合わせ、かつ新たなテクノロジーを加えることで、アセット同士の相乗効果で社会課題解決のアプローチが提案できるのではないかと仮説を立てました。

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データの保有から流通・そして活用へ - SIS BtoBtoEモデル

データの保有から流通・そして活用へ」を合い言葉に、SIS BtoBtoEモデルを仮説提唱します。このモデルの重要なポイントはテクノロジーとして「セキュリティ」を掛け合わせている点です。
さまざまな企業で、多くの活用できるデータが情報化されないまま眠っている事象を多く見聞きしています。当社にはこういったデータを発見して情報化し、安全に流通させる知見を持ったスペシャリストが在籍しています。
今回、このスペシャリストの知見を活かし、仮説を元に複数の企業間でデータを利活用するという新たなビジネスモデルを考案しました。このビジネスモデルでは、当社がハブとなり、データを活用したい企業間をつなげることで、単独企業のみでは実現が難しかった新たな価値創出を狙います。
その一案が、人材の利活用分野での「異業種間における在籍型出向ビジネス」です。(イメージは下図参照)

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昨今、多様な働き方を進める動きや、コロナウィルス感染症が原因で休業を余儀なくされる企業もあります。こういった社会問題に対して、当社だからこそできるアプローチだと考えています。

必要不可欠な要素はセキュリティ

現在はIoTやAIなどに代表される新しいテクノロジーから発生するデータを企業活動で取り扱うことが当たり前になりつつあります。そして安全・安心なデータの収集技術や保有データの適切な取り扱い方法、またデータそのものの真正性担保の仕組みなどをセキュアな状態にする必要もあります。これらを踏まえ、SIS BtoBtoEモデルでは「セキュリティ」というテクノロジー要素を掛け合わせてビジネスモデルをブラッシュアップしていく必要があります。

まとめ

SIS BtoBtoEモデルは現時点では仮説ベースであり、サービス化されているものではありません。実現には各企業間との契約面での課題や、データそのものの取り扱いなど、決めなければならないことが多数あります。引き続き、データ利活用に向け研究開発を進めたいと考えています。
また、研究開発を発展させる方策として、社内だけでなく社外のエンジニア達と「アセットやデータの活用」について議論する機会を企画・検討中です。

※今回のコラムは白石、鈴木、樋口の3名の共著です。

著者プロフィール

白石 敬典 鈴木 優一 樋口 大志

3名のプロフィールはこちらから


白石 敬典 技術開発部 兼 セキュリティソリューション部


鈴木 優一 技術開発部


樋口 大志 技術開発部

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