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COLUMN

人事コラム

人事・給与システム

人事給与システムのクラウド利用について(3)

羽田 和光

2013.08.01

今回のコラムでは、システムをクラウドで利用する際のメリットについてお話しさせていただきたいと思います。

 

メリットは大きく以下の5つがあります。

1.導入スピード

2.コスト削減

3.運用保守に関する手間の軽減

4.BCP(事業継続計画)対策

5.セキュリティ管理

 

それでは、各メリットについて簡単にご説明します。

 

1.導入スピード

自社でシステムを構築する場合は、サーバの選定から導入、OSのインストールなど、利用したい人事給与システムなどのアプリケーションを入れる前に、さまざまな作業を行う必要があります。

クラウドの場合、すでに用意されている環境を利用するため、サーバやOSなどの導入・インストールといった作業が不要となり、早期に人事給与システムの利用が可能となります。

 

2.コスト削減

クラウドの場合、自社にサーバやアプリケーションを持たないため、初期にかかるこれらの購入費用が不要となります。 また、サーバ等を設置する場所代も削減でき、電源やエアコン等の設備についても考える必要が無くなります。

 

3.運用保守に関する手間の軽減

システムを運用保守する場合には、日々のデータバックアップや、サーバ等の機器管理、Windows Updateといったセキュリティパッチ等の作業が必要となりますが、これらの作業はクラウド業者が行います。 その為、運用保守に関わる人員を確保する必要が無く、人件費の削減にもなります。

 

4.BCP(事業継続計画)対策

地震などの天災により建物の損壊や停電等が発生しても、あらかじめクラウド業者側で対策を講じているため、安心して利用することが可能です。

 

5.セキュリティ管理

本社や支店といった各拠点ごとにサーバを設置している場合、管理者が全てのサーバを把握しきれず、危険な状態のまま放置されている場合があります。 クラウドを利用すると、セキュリティ管理されたデータセンター内にサーバがあり、一元的に管理・監視されている為、安全です。

 

クラウドという自社にシステムを持たないサービスを利用することで、人事部門は今まで以上に、本来の人事業務に集中する環境を確保することができるようになります。

著者プロフィール

羽田 和光

サービス事業本部 サービス事業企画部 チーフコンサルタント

人事部経験者の立場から、お客様のお悩みの解決に向けて、お役に立てればと思います。
人事部在籍時には、採用、制度変更、分社化、評価システム構築、新人事システムの選定から導入運用までを経験しています。



※ 所属部署・役職は2021年3月以前のものです

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