サービス事業本部 サービス事業企画部 事業推進グループ
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教育研修のPDCA

福田 護
2013.09.04
社内教育を成果のあるもの、効果的なものにする為には、PDCAサイクル、すなわち計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)のプロセスを確立することが重要です。各企業様から、社内研修について、以下のような課題をよく耳にします。
• 社内研修は実施しているのだが、その研修に効果があったのかが把握できない。
• 社内で作成した教材を使用して、eラーニングを実施しているのだが、その教材の良し悪しがわからない。
など。
社内研修は、ともすれば「やりっぱなし」になりがちです。
では、どのようにすれば、課題を「解決」できるのでしょうか?
まずは「計画(Plan)」です。
「社員に必要な研修は何か?」「スキルアップしてもらうための研修は何か?」 または、「受講させる時期はいつが良いか?」など。
人事部や研修管理者は、毎回頭を悩ませますが、ここで「計画」をしっかりたてます。
次に「実行(Do)」です。
社員は、人事部や研修管理者が「計画」した、研修を受講することで、「スキルアップ」を図る上で必要な知識を習得します。
そして「評価(Check)」です。
社員は、用意された「アンケート」を回答することで、受講した研修を「評価」します。人事部や研修管理者は、その「評価」を分析し、問題点を洗い出します。
最後に「改善(Act)」です。
人事部や研修管理者は、研修の分析結果を基に、研修内容の「見直し」を行います。そして、次回の「計画(Plan)」に役立てます。
このような、「PDCAサイクル」を確立すれば、「研修の効果」や、「教材の良し悪し」の把握などが、容易になると考えます。
「社内研修」と言っても、業者が用意したeラーニングを利用していたり、自社用のコンテンツをアップロードして利用していたりと、その方法や形態は様々で、研修の環境も「インターネット」や、「イントラネットのみ」など、企業によって異なります。研修管理者の立場から見れば、コストをかけずに、環境を簡単に構築・整備したいものです。
「研修教育」に関する、システムやサービスは、これら「PDCAサイクル」が確立できるものを、選ぶことが重要と考えます。
著者プロフィール

福田 護
人事システムや研修管理システム等の構築・導入に携わる、人事部門や人材管理部門の方のお手伝いをいたします。
人事給与システム、就業管理システム、研修管理システム等の提案~導入を経験。本番導入以降の運用もサポートしております。
※ 所属部署・役職は2021年3月以前のものです