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教育研修

教育・研修システムは、クラウド? オンプレミス?

福田 護

2015.04.27

今回は、教育・研修のシステムやサービスの導入を検討する場合、「クラウド」が良いのか? それとも「オンプレミス」が良いのか? を、少し検証してみたいと思います。

 

「教育・研修」に限らず、システムやサービスの導入を検討する場合、最近では、「クラウド」にするか?「オンプレミス」にするか? 選択をせまられることがありますが、各企業それぞれの思いや、考え方で左右されるようです。 まずは、「クラウド」(外部環境)と「オンプレミス」(内部環境)とでは、どちらが教育・研修のシステムに向いているのか考えてみます。

例えば、「eラーニング」の場合は、いつでもどこでも受講できる環境があると、時間や場所の制約がないので、「クラウド」環境が、非常に便利ですし有効と考えます。 また、利用者(受講者)の数が少ない場合など、利用者数に応じた料金を支払うことで、コストを低く抑えられるメリットがあります。

 

では、「オンプレミス」にはメリットは全くないのでしょうか? 「オンプレミス」の良いところは、社内という閉鎖された環境である為、情報漏えい等のリスクが回避しやすいこと、自社でのカスタマイズがしやすく、社内ニーズに柔軟に対応できるということがあります。

また、利用者数が1万人を超えるほど多くなると、「クラウド」利用では月額等で期間ごとに費用が発生するのに対し、初期費用がかかるもののランニングコストを抑えられる「オンプレミス」の方が、コスト的に優位になる場合もあります。

「教育・研修」に関しては、「いつ」「どこで」「どんな」研修があるかの情報が必要です。 これらは、ネット上でも公開されているような情報の場合もありますが、「誰が」(氏名・住所・連絡先 等)が紐付いてくると、重要な個人情報になってしまいます。 この「個人情報」を守ることを重要と考え、社内ポリシーと照らし合わせた上で、「オンプレミス」で構築することを選択された企業様もおられました。

 

さて、「クラウド」「オンプレミス」のそれぞれのメリットを挙げてきましたが、「教育・研修」において重要なのは「いつ」「どこで」「どんな」研修がされるのかであり、利用者にとっては自分に有意義な「教育・研修」を選べることがポイントです。

「教育・研修」に関するシステムの導入を検討するのであれば、自社にあった「システム環境」を選択することは勿論ですが、研修に付随する情報(対象者の保有知識・受講推薦情報・各種資料のダウンロード/アップロード 等)を幅広く「登録・設定」できるといった機能面に着目してシステム・サービスを選ぶことが、大切なのではないでしょうか。

 

著者プロフィール

福田 護

サービス事業本部 サービス事業企画部 事業推進グループ

人事システムや研修管理システム等の構築・導入に携わる、人事部門や人材管理部門の方のお手伝いをいたします。
人事給与システム、就業管理システム、研修管理システム等の提案~導入を経験。本番導入以降の運用もサポートしております。



※ 所属部署・役職は2021年3月以前のものです

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